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2025年2月2日、イスラエル軍の作戦が続くパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のジェニンで立ち上る煙=ロイター

 パレスチナ自治区ガザで停戦が続く中、イスラエル軍が同自治区ヨルダン川西岸での作戦を激化させている。作戦地域も広がっており、自治政府やハマスが反発している。

 ガザをめぐる戦闘ではイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦が1月19日に発効したが、イスラエル軍は同月21日、西岸北部で「テロ撲滅」を名目とする大規模な軍事作戦を開始した。

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 イスラエル軍は今月2日、これまでの約2週間の作戦で計50人以上の「テロリスト」を殺害し、100人以上の身柄を拘束したと発表した。軍は西岸北部ジェニンで数百の建物を捜索して爆発物や武器を発見したといい、2日には「テロリストのインフラ」となっていた23の建物を解体したという。

「道路や水道管を壊して住民追い出し」 パレスチナ自治政府の通信社報道

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